わたしは探偵。
この五反田の街で探偵をしている。
昔からコナンや推理小説が好きだった。
就職先を探してて普通に探偵の求人を
見つけたときはびっくり!
え、探偵ってなれるんだ!
って嬉しかった。
そして五反田は、学生の頃から使ってる
思い入れのある街。
Client
model :美緒 Photographer : tsukao Stylist: 谷川夢佳 Hair&Make :佐竹静香
Project Date
2021
Category
Girl · Photography · Videos

そんな美しい場所もありつつ、
がっつり飲み屋街もある感じが好き。
働いてる人が多い街だから、
ランチとアフター5は人で溢れる。
実は探偵事務所もいくつかあるのだ。






平日に対象者を尾行していくと、
スーツも着ずに五反田のおしゃれなビルの
一室に入っていく。


看板にエレファントデザインとある。
調べると映像制作会社のようだ。
大手金融機関で働いているというのは
やはり嘘だったのだ。

でも入って行っただけだと証拠が弱い
ふふふ
さっき駅ですれ違ったときに
ポケットに盗聴器をしかけておいたのだ


このビルにいつまでもいると怪しまれるので
ビルの裏の五反田公園へ。
この公園は春、
桜のトンネルになってとても美しい。

この季節もよいなあー
と、思っていると受信機から早速声が。
イヤホンで聴こう

『えー!このお弁当販売停止なんですか?
好きだったのに。。えー、じゃあですね、
このエビフライインドカレーはどうですか』

何の会話だよ。。はあ。
まあ仕方ない。探偵の張り込みの8割は
待ち時間みたいなものだ。



『伊藤さん、お弁当の発注終わりましたか?
前からお願いしてた資料はどうですかね?』
『すみません、まだです今やってるとこで』
『もー、いい加減にしてくださいよ!』
ううむ。。
会話の内容からすると、
半沢尚太郎という名前ではなく
伊藤という人物らしい。
そしてお弁当の発注をする仕事をしているようだ。。
やはり金融機関ではなさそうだな。
そして会社では邪険に扱われている、と。
嘘にまみれた人物であることは確かだ。





血だらけの伊藤が倒れている!
その脇には血だらけの女性が、、!

『このひと、全部ウソついてたんです。
名前も職業も、生活も全部。。
私をもてあそんで。許せない!』
この女性も被害者だったのだ。。。!

『と、とりあえず救急車呼びますね』
急いでスマホの緊急番号を押そうとした瞬間
血だらけの伊藤がむくっと起きた



『あ、大丈夫ですよ。
血だらけになったらさすがに許してもらえるかなと
思って背中に血のり仕込んでただけなんで』
『サイテー!』
パーン!!

女性のビンタの音が五反田に響き渡る

結局伊藤は、10の名前と職業と
誕生日をもつ結婚詐欺師であった。
依頼者に報告。
泣きながらも、
早くわかってよかったと感謝してくれた。
ああ良かった。



仕事終わりのビールが美味しい!
ぷはあー!このご時世でノンアルだけど!


今日はいい仕事ができた
ほんと、この街には色んな人がいるなあ



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